紫の手帖 <真日本の覚醒>

 

序章

心躍る吉き日

日いずる前に目覚め起き

静けきこころもちて

美しの山

清き流れに

掌におさまる

滑らかな

重みありて

こころかよふ

石を拾ふ

その御名をこそ

光のポハク

そは君自身の形見なり

ひねもす夜もすがら

ともに道ゆく

忘るなかれ

失ふなかれ

起きては肌身離さず、

床につきては枕元に置く

共にある限り

不覚を晴らし

覚悟をもたらす

偽りから真理に

幻から真の我に

振りかへる

助太刀いたすぞ

光のポハク